学問の神様として知られる菅原道真公は、醍醐天皇の時代に藤原時平のざん言によって太宰府へ左遷され非業の死を遂げました。その後、道真公の乳母、多治比の文子が庭前に小さな祠をもうけ、道真の霊をまつり拝んだのが始まりだそうで、その後菅公のお告げで天歴元年(947)今の北野の地に移しまつり北野天満宮の創建に。そのため北野天満宮の前身神社と呼ばれていて、ここは菅原道真公を日本で最初に信仰の対象としておまつりされた神社で、入口には天神発祥の神社と記した石碑があります。うっかりしていると見過ごしてしまう程の小さな神社なのですが、受験シーズン前ともなると、ここのお守りを求めて多くの人が参拝に来られます。
このお守りは可愛い形をした「文子お守り」で、ほのかなお香の匂いがして中に神様が入っておられ、神職自らひとつひとつ手づくりされているめづらしいお守り。また縁結びのお守りもあって、こちらにもちゃんと神様が入っておられ願い事が叶うとかで人気があります。